♥ 相矢倉キターーーーー！

北斗の拳に「ひでぶ」という名台詞がありますが，
あれは作者がネームに「ひでえ」と書いておいたのを
写植屋さんが読めなくて「ひでぶ」で印刷したらしい，という話を聞きました．

どんだけ字が汚いねん．

さて今日はメッセで秋野さんとお会いしまして，
将棋をしました．珍しく三間飛車（笑）．

振り飛車にされるとどうしてよいかよくわからなくなる方のために，
とりあえず＜舟囲い＞を紹介しておきます．



これが舟囲い（ふながこい）の基本のかたちです．
一見，なにこれ囲いなの？　ですけれど，
振り飛車戦では正面にあるのは美濃囲いですので，上からの攻撃はあまりありません．
むしろ飛車の打ち込みから始まる横の寄せ合いに備えて，
とにかく右からの攻撃を止めよう，という合理的な形なのです．

相手が四間飛車の場合，４筋の歩交換に来るのを真っ先に警戒しないといけないので
▲５六歩はちゃんと突いておき，
いつでも５七に銀を入れる状態にしておくと安心です．

攻撃は，左右どちらかの銀を繰り出していきますが，
左銀を７九→６八→５七→４六と進出させてから
▲３五歩の仕掛けで相手の弱点である角頭を狙う方法がポピュラーで，
これには＜斜め棒銀＞の名がおくられています．

やがてメッセにiwaoさんが登場し，
やはり将棋をしました．
すさまじい戦いとなりましたので，
以下に棋譜を紹介させていただきたいと思います．

かの「ボナンザ」（将棋コンピュータ）を
２度倒したというiwaoさん．
すごい！　僕はまだ１度しか勝ってないです．

振り飛車党のiwaoさんですが，今日はどんな将棋になったでしょうか．
先手を引きあてたのは僕でした．


後手：iwaoさん

先手：三月ウサギ



双方がっちりと組み合っての白熱の勝負．
こんなまともな相矢倉，はじめて指したよ！！！

めちゃめちゃ楽しかったのです．
▲３一角を放つ時は指先が震えたましたよ（笑）．
こんな大熱戦を，本当にどうもありがとうございました．

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♥ ジッポーのオイル

さいきん小物を拭き掃除するときに
ジッポーのオイルを使ってみたんですけど，
劇的ですねー．きれいになります．すごいなあ．
ウェットティシューの比じゃないです．
悪魔的です．大丈夫なのかこれ，孔明の罠かもしれん．

（換気しましょう）

♥ デリカシー

今日は後手番を引いた．先手の作戦は三間飛車．こちらが様子を見つつ舟囲いに組んで行くと，相手はするすると玉を寄せ，やがて右端の香車を上がった．穴熊を見せている．ふ，面白い．居飛車側を持った私は，急戦で突っかけることもできるし，相穴熊の持久戦で根比べに入ることもできる．始まったばかりの盤面は，希望に目を輝かせている子供たちのようなものだ．そこには依然として全ての可能性が残っていた．

最近居飛車穴熊の定跡書を読み返してみて思うのは，これが極めて高度な作戦だということだ．序盤の駒組みには細心の注意が必要．中盤は針の穴を通すような細い攻めをつなげて行かねばならず，そして最も重要な終盤の寄せ合いでは，正確な速度計算スキルと同時に，複雑な詰めろを瞬時に見抜くだけの高い終盤力が要求される．初級者の穴熊がいとも簡単に陥落するのはそうした理由によるのであり，独特の穴熊感覚を身につけるためには相当の習熟を必要とするだろう．

後手番の私が選択したのは＜左美濃（天守閣）＞だった．相手玉頭にプレッシャーをかけつつ右辺を軽く捌いていく方針を採る．舟囲い急戦とは違い右銀の攻撃参加が難しいので，居飛車穴熊同様に繊細な攻撃を組み立てて行かねばならない．作戦としての＜左美濃＞の位置は，舟囲い急戦と居飛車穴熊の中間地点よりはっきりと穴熊寄りと言ったところだろうか．持久戦模様ながら穴熊ほどの耐久力はなく，真白な柔肌のようにデリケートな部分を持つ．この頃はあまり採用していなかったものの，その整ったフォルムを私は愛していた．

やがて先手にミスが出た．駒組みに一瞬の隙が生じたのだ．ここだけの話だが，相手の手を殆ど見ずとも問題なく組上げることのできる囲いはたった一つしかなく，それは美濃囲いである．振り飛車穴熊もやはり序盤の不急の一手が命取りになることがあるのだ．躊躇なく踏み込み形勢をリードすることに成功すると，そこからはもうワンサイドゲームとなってしまった．先手は＜左美濃＞の攻略の糸口すら見出せず，火の手の上がった穴熊が崩壊し行くその様子をただ呆然と静観するに留まった．


......で，思ったんですが，
ひょっとして＜左美濃＞って初心者キラーなんじゃない？？？

♥ りんごごしごし

１日りんご１個で医者要らず，と申しますが
僕は最近毎日のようにりんごを食べています．
フランスのりんごは，ちょっとサイズが小さめでしょうか．

小さい頃，テレビなどを見ていて，
外人のお姉さんがりんごを食べるときに
まず服にごしごしこすりつけてから（＜左肩のあたりね）かじって食べるのを見て，
一体あれは何の儀式だろうと思っていたのですが，
こちらに来て，理由がわかりました．

フランスのりんごは，
表面に農薬がついたままの状態で，店頭に並んでいるのです．

だから皮をむかずに食べる時は，服にこすりつけてでも
この薬品を落とさないと，何かとまずい訳です．
もちろん水洗いすれば，簡単に取れるのだそうです．

♥ 来客ふたり

「夢　それは☆ドリーム......☆.。.:*・゜」

昨夜の午前３時を回った頃でしょうか，
僕はベッドにおり，弟とテレビゲームで遊んでいる夢など
見ておりました．

その時の僕は右肩を下にして寝ていたようなのですが，
背後の左隣りの空間に誰かいるんですよ．
誰かと思ったけれど，時間帯的にもこいつ以外考えられません．

ベッドの上でぼんぼん跳ね回ったり，
僕の肩をバシバシ叩いてみたり，もうですね，
こいつ今日はのっけからスーパーハイテンションだな！
と思いました．

最初は，どうせ夢の中なのだから，
一緒に映画でも見ようかなどと考えていた僕でしたが，
そのうち眠くなってしまいまして，ごめん，また今度にしてと
容赦なく爆睡してしまいました．

朝起きたら，なぜか腰が痛かったです．
「起きろー」とマウントポジションから打撃されたであろうことは
想像に難くありません（＜ほんとか）．

今朝は，部屋の暖房器具の様子を見に，
業者さんがやってきました．
１年に１度やってくるのです．いわば恒例行事．
今年の業者さんは，デストラーデみたいな人でした．

デストラーデは言葉少なにラジエータの様子を見に来た旨告げると
３分ほど暖房器具の前にたたずんでいらっしゃいましたが，
特に問題もなかったようで，Merciと言い残して
さきほど帰ってゆかれました．
関係ありませんが，デストラーデのホームランって，かっくいいよね．

実は「今年は午後に来る」と聞いていたのですが，しっかり午前中でした．
油断してなくてよかったです．

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