♥ ４枚の攻めは切れない

今日は小さい方の本棚を整理しました．けっこう大変でした（汗）．
なぜか「碁が打てるまで」というふる〜い本が出土しまして，
どうしてこんな本を持っているのかと首をひねりました．

初版は昭和35年．定価２４０円としっかり書かれています．
物価が安かったんだなーと思いました．

今日は激指さん（２級）と将棋をしたのです．
この頃ひっそり練習している＜角換わり腰掛け銀＞です．


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56手目，後手激指さんが△４四銀打と手厚く守った場面．
なにやら「行ける！」という予感が走ったのですが，
肝心のそのルートがわかりません．

ちなみにこの時点での持ち駒は，
　　先手（三月）：金銀歩２　　　後手：角歩

結局僕は，飛車切りの猛攻をかけて見事に大爆死してしまいました．
しかし，先ほどの直感は間違っていなかったようで，
局後の検討で激指さんが感動的な攻めのルートを示して下さいましたので，
以下に記しておきます．

上の図より，

▲６三銀 △８二飛 ▲４三成桂 △同　金 ▲５四金
△４八角成 ▲同　金 △３三金 ▲７一角 △４二飛
▲４三歩　△同　金 ▲同　金 △同　飛 ▲５四銀成

となって，下の図．


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持ち駒は，
　　先手：金銀歩　　　後手：飛角金桂歩２

はっきりと先手優勢です．
後手はこの飛車取りを放置できませんし，
また，せっかく大駒を手持ちにしているのに，先手陣への早い攻めがありません．

まず▲６三銀と飛車に当てつつ打ち込んで，攻め駒を追加しているのがポイント．
これで先手の攻めが切れなくなったのです．
あとは奇麗につながっていきました．▲４三歩の叩きもお見事．
鬼すごいですね．

激指さんはこうやって15手先くらいは軽く読んでしまう訳ですが，
こういう攻めができたら，さぞかし気持ちよく攻め勝てるんだろうなー．


（追記）

くやちいのでリベンジ戦．
矢倉なら勝てるんですよ！ヽ(`Д´)ﾉ ﾉﾜｱｱ

先手：三月
後手：激指さん

▲７六歩 △８四歩 ▲６八銀 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀
▲５六歩 △５四歩 ▲４八銀 △４二銀 ▲５八金右 △３二金
▲７八金 △４一玉 ▲６九玉 △５二金 ▲７七銀 △３三銀
▲７九角 △３一角 ▲３六歩 △４四歩 ▲６七金右 △１四歩
▲１六歩 △７二飛 ▲３七銀 △７四歩 ▲３五歩 △７五歩
▲同　歩 △３五歩 ▲同　角 △７五飛 ▲４六角 △７三桂
▲７六歩 △７四飛 ▲３六銀 △４二角 ▲３七桂 △３一玉
▲７九玉 △５三銀 ▲８八玉 △２二玉 ▲２六歩 △３四銀
▲３五銀 △同　銀 ▲同　角 △３六歩 ▲２五桂 △３七歩成
▲２九飛 △８五桂 ▲８六銀 △３四銀 ▲４六角 △３八と
▲２七飛 △６四銀 ▲３三歩 △同　桂 ▲同桂成 △同　角
▲２五桂 △同　銀 ▲同　歩 △４五歩 ▲６八角 △４三金右
▲５二銀 △５三金 ▲４一銀打 △５二金 ▲同銀不成 △６五銀打
▲４三金 △７六銀 ▲３三金 △同　金 ▲７六金 △同　飛
▲２四歩 △３二金打 ▲２三歩成 △同金上 ▲２四歩 △同金直
▲同　角 △同　金 ▲同　飛 △２三歩 ▲３一角
まで95手で先手の勝ち

終盤，何気ない▲２四歩が詰めろになっちゃうのが，いかにも矢倉ぽい...．