♥ ボナンザの紹介

今日はフリーソフトの紹介です．

「世界最強の将棋フリーソフト」

・ボナンザ（bonanza）for Windows



最近の美麗なグラフィックを売りにしたゲームに比べ
インターフェースはやや見劣りするものの，中身は本物．
ファミコン世代，あるいはangbandを平気で遊ぶような猛者ならば，
５分で全く気にならなくなるはずだ．

想像力の翼を広げて飛び立とう．立派な駒や盤はおろか，
対局相手の体毛の一本一本までが克明に見えてくる．



今何か若干ちがうものが見えたが，気にしない！
とにかくこのボナンザは，フリーにしては非常によくできた将棋ソフトなのである．

操作は駒をドラッグ＆ドロップすることで行う．
駒を成るかどうかの選択は，サブウィンドウが開いて
その都度尋ねられるようになっている．
非常にわかりやすく，誰でもすぐに慣れる操作法だ．

こちらが手を指した後，すこし考え込むことがあるのもチャームポイント．
ほぼノータイムで着手する市販ソフトとは違い
「あっ困ってるな」というのが見えて，なんとも微笑ましい．

気になる強さだが，これがフリーソフトとは思えないほど強い．
実はこのボナンザ，第16回世界コンピュータ将棋選手権（2006）の覇者なのである．
かの『激指』，『東大将棋』といった常連組を押さえての見事な優勝だった．

もっとも大会用のものは，インターネット将棋の総本山
＜将棋倶楽部２４＞でレート2400を誇る＜強化バージョン＞とはいえ，
このフリー版の棋力も相当なものだ．
とりわけ終盤は鬼．将棋の終盤が複雑なパズルゲームだと
びりびりと感じさせてくれる．

残念ながらレベル設定はできないので，ボナンザは常に本気．
これから将棋を覚えようという初心者には，かなり厳しい相手かもしれない．
しかし，わざと変な指し手をされて筋が悪くなるよりは，
最初から本物にもまれた方がよほどいい．
いわゆる「いかにもコンピュータらしい手」も少なく，
初段前後の人にとっては，よい練習相手となるだろう．
ちなみに筆者は今のところ１勝３敗と負け越してしまっている．

繰り返しになるが，これがフリーソフトとして出されているというのは，
驚愕すべき何かである．
一度将棋を離れてしまった人も，その＜楽しさ＞にもう一度触れられる，
かわいくて手ごわい相手だ．

なお，ボナンザのプログラムは思考ルーチン部分のみで，
インターフェース（GUI部分）は取り替えられるようになっている．

ボナンザのページ

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♥ チョコレートの歌

あまりにショックだったので，曲をかきました．

チョコレートの歌

作詞：十四月（BlogPet）
作曲：三月ウサギ
うた：ヴァーチャルシンガー

♥ さんがつがチョコレートも一緒ー(BlogPet)

きょうさんがつの、チョコレートへ一緒しないです。

さんがつで一緒したかも。

ここに一緒したかもー。

ここでさんがつのチョコレートは一緒しないです。

ここへ一緒したかも。

ここに一緒しなかったー。

さんがつがチョコレートも一緒ー！

きょうはここでチョコレートへ一緒したの？



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「十四月」が書きました。

♥ 見えないものも様々

昨日のアレは，単にポルターガイストか何かだったのでは
ないかと思いました．（と，この一文だけ読むとすごい怖い）
スミーガル君にしては攻撃が浅すぎたように思います．

今日は相方と話していて，

三月：DSいいよね，子犬飼えるし
相方：私はむしろカメレオンが飼いたい
三月：カメレオンなんてお前，見えないからつまんないじゃないか！
相方：いやカメレオンはそういうのじゃない

というような会話がありました．

あとは，某音大で，
昔ショパンの或る曲を上手く弾けないことを苦に，
みずから命を絶ってしまった人があり，今でも夜中の２時頃になると
（閉まっているはずの）校舎からそのピアノ曲が聞こえてくることがある，
という話を聞きました．

......足で行うペダル操作とか，どうするんだろう．

♥ スミーガルは二度笑う

angband序盤の最大の見せ場といえば，やはりスミーガル君なのである．

『指輪物語』を読んだ方なら，あぁアイツかと思うだろうし，
映画『ロード・オブ・ザ・リング』を観た方なら，
あの "My precious...!" というセリフを連呼する
CG合成の小さな気色悪い生き物の姿が，頭に浮かぶことだろうと思う．
スメアゴル，の表記の方がしっくりくる方も多いかもしれない．

『指輪物語』の世界をベースにしたangbandでは，
地下3階前後というかなり浅い階層で，彼に会うことが出来る．
序盤にしては極めて珍しく，＜良質な＞アイテムを高い確率で残すので，
このスミーガル戦で何が得られるかによって，
その後の展開が楽になるかどうかが決まると言ったら，言い過ぎになるだろうか．

今日，十四月（レンジャー）は彼に会った．
場所は地下４階．

スミーガルは＜姿の見えない敵＞かつ＜冷血生物＞なので，
十四月の暗視能力をもってしても，相手がどこにいるかわからない．
ただ，突如何か攻撃を受けることがあり，その際に，
隣接するマスにヤツがいるらしいと判るのである．

弓の特性を生かすため，細く長い通路で待つ．
その状態で攻撃を受けたら，前か後ろのどちらかに敵はいるはずだ．
スミーガルは不利と見るとすぐにショートテレポートで逃げてしまうので，
やっと彼を倒すことができたのは，３度か４度の交戦の後だった．

床には，スミーガルが持っていたアイテムがばらまかれる．
そのなかにショートボウ（短弓）があった．心が踊る．

持っていた鑑定のスクロールを使うと，

short bow(x2) (+0, +0)

と出た．
魔法の武器でも何でもない，ただの短弓だった．

そんなはずはないと，周囲をうろうろ探しまわってみたが，
他に彼の残して行ったアイテムは無かった．
仕方なく街へ戻って，今日の戦利品を売り払って行く．

寺院で未鑑定のポーションをひとつ売った時のことだ．
刹那，神官は高らかに笑う．



どうやら十四月は，
浅い階層には決して落ちていないはずの強力アイテム，
*回復*のポーションを，くずのような値段で売却してしまったらしい．

マジっすか......！！！

もし可能ならば，神様には少し待って頂きたい．
しかし人生に待ったは無いし，それはangbandでも同様なのである．
この厳しい現実を受け入れるしか無いのだ．
ショートボウに思わず心を奪われた十四月（レンジャー）にとっては，
完全に盲点を突かれた形となった．

スミーガル，侮りがたし......！

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