♥ 状況：開発完了／搭載可

　五月ウサギ：お兄ちゃんコーヒーはいったよ


　三月ウサギ：おーさんきゅー


五月：また派手にちらかってるわね．忙しいからって，ちょっとは片付けたらどうよ

三月：おお，さっき相方と話してたんだけど，昔の僕はもっとすごかったらしいぞ．あんま覚えてないんだけどさー，学生時代に家でこんなことがあったそうだ......


——　あんたさっき菓子パン食うてたよな，袋どうしたん？（ぷりぷり）
——　捨てたよ
——　こたつの下から出てきてんけど．こたつ，ゴミ箱ちゃうねんけど


三月：...という会話のあと，僕は「その袋，要るんだよ」と答えたのだそうだ．相方はそのとき怒りを通り越して呆然としたそうだが，いやーもー我が事とはいえ，笑い死ぬかと思ったよ（笑）

五月：頭痛が......，よく見捨てられなかったよねー

三月：同感だ．感謝している

五月：で，話をそらさずに，ちゃんと片付けしなさいよ

三月：はっはっはー，まあ，そのうちね

五月：はー，これは重症だわ（汗）

三月：それはそうと五月，ちょっと頼みがあるんだけど


（ごにょごにょ......）


五月：うそ，お兄ちゃん本気で言ってるの？

三月：もちろん．別に思いつきで言ってる訳じゃないぞ

五月：やだ，そんな恥ずかしいこと......よりによってどうして私なの？



（ばたーん！）



　天野ゲルググ：すいません，「新宿アルタ前」ってどう行けば


五月：天野ちゃん！

三月：もっと普通に入ってきていいよ（笑）

天野：三月さん，調整のほうは終わりました．いつでも動かせます

三月：ご苦労さま．あとはこちらで何とかしよう

天野：了解．では失礼します...


五月：なによなによなによ，まさか，ぜんぶ仕組まれてたってことなの？！



＜ナレーター：V.Singer＞
五月を狼狽させた三月の頼みとはなにか．
これから何が彼女を待っているというのか，
そして，結局ちらかったままの三月の部屋の運命やいかに！



＜つづく＞