♥ 古代ローマのキャベツ

古代ローマ時代に万能の妙薬，つまり何にでも効くとされていた野菜がありまして，
それはキャベツらしいのです．

ここで人の反応は恐らく，モーゼステッキを振られた海のようにまっぷたつに分かれると思います．すなわち，単にふーんと思う人と，瞳を輝かせて

キャ，キャベっツ......！

と心の中で叫ぶ人の二種類が現れ，付言すると後者のカテゴリーは，キャベツがとても好きであるか，あるいは飲み会でしばしばキャベジンやキャベ２（ツー）のお世話になったか，そのあたりで当たらずとも遠からずではないかと思います．

後者のカテゴリーをここでは便宜上＜キャベッジバッジキッズ＞と呼びますが，彼らはキャベツ好きが嵩じて，古代ローマ人になにか親近感を抱くかもしれません．そしてそのまま「オレの前世はアントニヌスです．アッピアノスという名前にピンと来た方がいたら連絡下さい」などと，あっち系の雑誌にペンフレンド募集の広告を出してしまうかもしれません．

こういう方につける薬は基本的には無いんですけれども，じつは
古代ローマ時代に万能の妙薬，つまり何にでも効くとされていた野菜がありまして，

（以下，永久ループ）