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今朝はなぜか藤井九段とコーヒーを飲みに行くという謎の夢を見てしまいました.藤井さんぼそぼそ喋ってました.


棋聖戦が開幕して,今日は第1局が行われました.今棋聖を持ってるのは羽生さん,挑戦者は木村八段です.立会いは人気者の藤井九段.矢倉のオープニングから後手羽生さんが阿久津流+△3三銀.先日の竜王戦で渡辺竜王が見せた構想を踏襲しました.

後手はそこからがっちがちのカテナチオへ.角を7三に引いて穴熊に入るという完全にカウンター狙いの布陣.その間に先手木村八段は銀2枚で中央を支配して模様を張りました,が,このあたりで控室の形勢判断はまっぷたつに分かれていたそうです.藤井さんは先手がいいと,深浦王位は後手がいいのではと感じていたみたいでした.


棋譜を見ながら,僕は正直なところ,これは先手ハマってるのでわ(汗)と思っていました.現代矢倉(特に4六銀型)の根本思想って,先手がわーっと攻めて,飛車角切ってでもとにかく<寄り形>まで行ければ(後手から早い攻撃がないので)勝ちになってるという,いわゆる「堅い,攻めてる,切れない...勝ち!」だと思うんですけど,穴熊が遠くて,とてもそんなハイリスクな攻撃を仕掛ける気にならないんですよ.仕留め損なったらおしまい&恐らく仕留め損なうだろうという状況ですから.

ですからむしろ,先手としては現代将棋よりは昭和の将棋にして,中央の厚みを生かしてゆっくり押し込んで行くような展開にしたかったのではないかと思います.それが,▲6八角の自重の意味だったのだと思います.

しかし,そこから後手の羽生さんが,持ち駒の桂馬を生かしてきっちり端攻めを決めてしまいました.先手が支配した中央を無視して7-9筋の局所戦に持ち込んだのです.すごすぎる(汗).こうして後手の勝ちとなりました.


僕は,これは羽生さんの巧妙なトラップで,この将棋先手に勝ち目はあったんだろうかとすら思っていたんですけれど,局後の感想戦で,中盤付近は対局者二人とも先手がいいと思っていたらしいと判明して,びっくりしました.いやーもう,矢倉は本当にわかんないですね(汗).奥が深いです.
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