♥ 決勝戦，ドイツ対スペイン

ユーロ2008の決勝，ドイツ対スペインを見ました．

もうこれで最後の試合です．
こういう大会の「決勝戦」って，過密日程の最後なので，
案外凡戦になっちゃったりもするんですけど，
今日は両チームがんばっていたと思います．


僕は今日は，スペインがまた９番トーレスさんを
１トップで使ってくれば，ドイツが勝つと思ってたんです．
もちろん偉大なFWですけど，今大会はけっこう不調っぽかったので．

しかし，そのトーレスさんにやられました（汗）．
前半30分すぎくらいだったでしょうか，
長めのスルーパスがドイツDFとキーパーのあいだに転がったのを
わずかなスキを突いてスライディングシュート．
これがぎりっぎりサイドネットへ転がり込んで先制のゴール！

ここしかないという奇跡のゴールでした．信じられないー！
もー神に愛されてるとしか思えません（汗）．


スペインは1-0で前半を折り返したあと，
後半開始直後から意外にも自陣に引いて守りを堅めはじめました．
ちょっとびっくりです．あのスペインがと思いました．
しかし，これがドイツにスペースを与え，猛攻を呼び込むことになります．

左からの猛スピードのセンタリングを
シュバインシュタイガーくんが後ろに流し，
走り込んでいたバラックさんが強烈なシュート．
これはわずかにゴール左に外れ，得点には至りませんでしたが，
今のドイツってこんなことまでできるんや（汗）と思いました．


スペインはこれはまずいと思ったのか，
すぐにまた本来の攻撃的サッカーに切り換えてきました．
結果的にはこれが大正解で，リズムをつかむことに成功します．
今日のウィーンの乾いた芝も，スピードとテクニックを生かす
スペインのプレースタイルによく合っていたようでした．


再び攻守に走り回ることになったドイツは，疲弊からか，
パスがつながらない状態に陥りました．
早めにプレスに来るスペインに中盤を支配され，
やがて防戦一方に追い込まれます．

そして，彼らが試合の主導権を取り戻すことは，
ついに最後までありませんでした．


＊＊＊


こうして勝利の女神は，スペインに微笑みました．
全力を出し切ったスペインが1-0でドイツを下し，
実に44年ぶりにヨーロッパチャンピオンとなりました．

ここまで強いスペインを見たのは初めてです．
敗れたとはいえ，準優勝のドイツも素晴らしいチームでした．
おめでとうスペイン，おめでとうドイツ．


この１ヶ月楽しませて頂いて
どうもありがとうございましたと，全てのチームに感謝したい気持ちです．
明日からどうやって暮らしていこう...orz．

今月はアクセス数が倍になっていて
実はちょっとびびっていたのですけれど（汗），
こんな下手っぴな記事を読みに来て下さったみなさんも，
本当にどうもありがとうございました！