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今日はふつうのテンション,

夜の ヨ コ フ ド リ.
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夜,ひさびさに激指さんを立ち上げて
相手してもらいました.ランクは二段.

後手激指さんの四間飛車を見て,
このごろ練習中の居飛車穴熊を採用.
序盤は完璧,でしたが中盤のさばきあいで遅れを取り,
猛追するも最後は一歩とどかず.
どっかで香車さえ拾えていれば...orz

強いなあ,激指.......
でも今日は,読みが噛み合った感じでした.
ボナちゃんとは合わないんだよねー.

ボナンザは,詰めろがかかる手が見つかると
たとえ狙いが見え見えでも積極的に打ってくる印象があります.
だから二手スキ(次で詰めろ)が見えると,こちらも防御したくなっちゃう(笑).
一方,激指さんは駒損を異常なまでに嫌がるので,
と金で迫って行くと面白い現象が見られることも.

ところで居飛車穴熊のかまえは,どー見ても異様である.
例えるならそう,ゴール前に巨漢力士が3人ほど立っている感じ.
相手をげんなりさせる効果は天下一品です.
ただこれは,極めてストイックに勝利を追求した結果として出てきた形という気はします.

ついでに言えば,
左美濃はミッドフィールドからぼちぼちディフェンスが始まりますが,
舟囲いはオールコートで,フォワードからもう果敢にプレスに行ってるよーな.
トータルフットボールですよねー.
こないだ、さんがつが
E-WindにJJコンビが帰って来ると
すっごくキウイ感があるのは僕だけでしょうか(笑).
って言ってたけど…

*このエントリは、ブログペットの「十四月」が書きました。
北斗の拳に「ひでぶ」という名台詞がありますが,
あれは作者がネームに「ひでえ」と書いておいたのを
写植屋さんが読めなくて「ひでぶ」で印刷したらしい,という話を聞きました.

どんだけ字が汚いねん

さて今日はメッセで秋野さんとお会いしまして,
将棋をしました.珍しく三間飛車(笑).

振り飛車にされるとどうしてよいかよくわからなくなる方のために,
とりあえず<舟囲い>を紹介しておきます.



これが舟囲い(ふながこい)の基本のかたちです.
一見,なにこれ囲いなの? ですけれど,
振り飛車戦では正面にあるのは美濃囲いですので,上からの攻撃はあまりありません.
むしろ飛車の打ち込みから始まる横の寄せ合いに備えて,
とにかく右からの攻撃を止めよう,という合理的な形なのです.

相手が四間飛車の場合,4筋の歩交換に来るのを真っ先に警戒しないといけないので
▲5六歩はちゃんと突いておき,
いつでも5七に銀を入れる状態にしておくと安心です.

攻撃は,左右どちらかの銀を繰り出していきますが,
左銀を7九→6八→5七→4六と進出させてから
▲3五歩の仕掛けで相手の弱点である角頭を狙う方法がポピュラーで,
これには<斜め棒銀>の名がおくられています.

やがてメッセにiwaoさんが登場し,
やはり将棋をしました.
すさまじい戦いとなりましたので,
以下に棋譜を紹介させていただきたいと思います.
今日は後手番を引いた.先手の作戦は三間飛車.こちらが様子を見つつ舟囲いに組んで行くと,相手はするすると玉を寄せ,やがて右端の香車を上がった.穴熊を見せている.ふ,面白い.居飛車側を持った私は,急戦で突っかけることもできるし,相穴熊の持久戦で根比べに入ることもできる.始まったばかりの盤面は,希望に目を輝かせている子供たちのようなものだ.そこには依然として全ての可能性が残っていた.

最近居飛車穴熊の定跡書を読み返してみて思うのは,これが極めて高度な作戦だということだ.序盤の駒組みには細心の注意が必要.中盤は針の穴を通すような細い攻めをつなげて行かねばならず,そして最も重要な終盤の寄せ合いでは,正確な速度計算スキルと同時に,複雑な詰めろを瞬時に見抜くだけの高い終盤力が要求される.初級者の穴熊がいとも簡単に陥落するのはそうした理由によるのであり,独特の穴熊感覚を身につけるためには相当の習熟を必要とするだろう.

後手番の私が選択したのは<左美濃(天守閣)>だった.相手玉頭にプレッシャーをかけつつ右辺を軽く捌いていく方針を採る.舟囲い急戦とは違い右銀の攻撃参加が難しいので,居飛車穴熊同様に繊細な攻撃を組み立てて行かねばならない.作戦としての<左美濃>の位置は,舟囲い急戦と居飛車穴熊の中間地点よりはっきりと穴熊寄りと言ったところだろうか.持久戦模様ながら穴熊ほどの耐久力はなく,真白な柔肌のようにデリケートな部分を持つ.この頃はあまり採用していなかったものの,その整ったフォルムを私は愛していた.

やがて先手にミスが出た.駒組みに一瞬の隙が生じたのだ.ここだけの話だが,相手の手を殆ど見ずとも問題なく組上げることのできる囲いはたった一つしかなく,それは美濃囲いである.振り飛車穴熊もやはり序盤の不急の一手が命取りになることがあるのだ.躊躇なく踏み込み形勢をリードすることに成功すると,そこからはもうワンサイドゲームとなってしまった.先手は<左美濃>の攻略の糸口すら見出せず,火の手の上がった穴熊が崩壊し行くその様子をただ呆然と静観するに留まった.


......で,思ったんですが,
ひょっとして<左美濃>って初心者キラーなんじゃない???
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