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音楽とかmacとか日々雑感とか
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ストラヴィンスキーは「ペトルーシュカ」で一体何がやりたかったんだろう.

ぱっと聴いて感じるのは,平行して流れる複数の<時間>です.それらは必ずしも足並みを揃えている訳ではありません.バレエの舞台は謝肉祭の群衆と見世物小屋のシーンに始まり,曲の方は脱中心化された生活世界の各位相,各断面を,ある種のカットアップによって描いているようにも見えます.20世紀を多少なりとも生きた上で21世紀の初頭に立っている方々なら,こうしたことには鋭敏な感覚を持っているのではないでしょうか.

世界はそれほどharmonieuxでもharmoniqueでもないのです.

そう考えると,この作品が(指揮者 le chef d'orchestreという特権的な中心点を持った)オーケストラによって奏でられるというのは,ひとつの大いなる矛盾なのかもしれません.だから人は自問してしまうのです.彼はもっと遠くを見ていたんじゃないかって.

僕らはどうしてオンガクするんでしょうね.


マリス・ヤンソン指揮,
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏でどうぞ.
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今日はチャイコフスキー作曲「バイオリン協奏曲ニ長調」より,
第1楽章をご紹介しましょう.

なぜか日本人にとても人気の高いこの曲.
とろけるショコラのように甘美なメロディが,
何か僕らの心の琴線に触れるようです.
前回ご紹介したドヴォルザークと同じく
<協奏曲>なので聴きやすいというのもあるのでしょうか.

録音はやや古く,また長い曲なので前半のみとなりますけれど,
稀代の名手イツァーク・パールマンの心から楽しむような熱演,そして
最初のクライマックスである6:22にむけて
盛り上がっていく様子は,見ごたえ十分です.

それではどうぞ,ごゆっくりお楽しみください.
今日はドヴォルザーク作曲「チェロ協奏曲」より
第3楽章を丸々お届けしましょう.

協奏曲(コンツェルト)は,ソリストが入りますので
どこを聴いていたらよいかがわかりやすく,
普段クラシックをあまり聴かないという方でも
とても聴きやすいのではないかと思います.


演奏は,カルロ=マリア・ジュリーニ指揮,
ロンドンフィルハーモニー管弦楽団.
ソリスト(チェロ)は《巨匠》ロストロポーヴィッチさんです.

それではどうぞ,ごゆっくりお楽しみ下さい.

時々むしょうに聴きたくなる曲ってありませんか.

今日はボロディン作曲,
交響詩《中央アジアの草原にて》をご紹介しましょう.

シルクロードを行く隊商の群れが遠方より近づき,
目の前を通り過ぎて再び草原の彼方へと消えて行く,
ただそれだけの光景を描いた,美しい作品です.

冒頭で示されるロシア風の<第一主題>(テーマ)と,
1:04より現れる東欧風のやや憂いを伴った<第二主題>が,
はじめは静かに,やがて高らかに歌い上げられていきます.

第二主題が長調に転じた後,最大の見せ場は4:41以降に訪れます.
繰り返されてきた二つのテーマが同時演奏されて見事な融合を見せ,
曲は遠ざかる隊商と共に,静かなフィナーレで幕を閉じます.

それではどうぞ,お楽しみ下さい.
急にメンデルスゾーンの「スコットランド」(交響曲第3番)が聴きたくなって,CD棚から出してきたのです.高校生の時に買ったCDで,ショルティ指揮,シカゴ交響楽団の演奏.Decca London.

気が向いてiBookくんに読み込ませながら聴きました.iTunesが立ち上がって,自動でネット上のデータベースにCD情報の検索をかけてくれて,表示された曲名が次のものだっ:


メンゲルスゾーン★交響曲第3番/(指揮)シュルティ


誰だメンゲルスゾーン!!(汗) あとシュルティも誰だ.ツッコミどころが2カ所以上あるのは反則だと思うんですけど.★もアーティファクトかと思いました.

それにしても,iTunesのデータベースがピンポイントでこんな小ネタを仕込んで来るなんて,さすがエイプリルフールだと思いました.
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